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山中の木地挽物 | 清雅堂 クラフト & ライフスタイルショップ

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2017.05.24 Wed

山中の木地挽物

山中の木地挽物

加賀市で作られている山中漆器。
この山中漆器、そもそもは漆器ではなく山中木地挽物として高く評価されていました。

漆器として知られるようになったのは、会津、京都、金沢から塗り及び蒔絵の技術を導入した江戸中期以降のことで、それ以前は木地そのものの産地として名高かったのです。

山中漆器の歴史は古く、安土桃山時代に遡ります。天正年間(1573~1592)、木地師の集団が越前から山中温泉の上流の真砂(まなご)という集落に移り住んだのが始まりと言われています。

木地師とは、木を伐採して轆轤(ろくろ)で挽き、器などを作るいわば木工職人です。当時の木地師は諸国山林伐採許可状という免状を持っており、自由に山に入って木を伐ることを許されており、良材を求めて移住を繰り返していたそうです。

山中漆器 山中木地挽物

漆器は、木地師が木地(器の素地)を作り、塗師(ぬし)が漆を塗り、蒔絵師が蒔絵を施す、という分業で作られていますが、山中漆器の場合、ルーツは木地師だったのです。
石川には有名な漆器の産地が複数ありますが、「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」に対して「木地の山中」と言われるのにはそのような背景があります。「木地の山中」として特徴的なのは、「縦木取り」という手法。材料となる木を輪切りにし、その輪切りから、芯や傷のある部分をよけて一つ一つの器を削り出していくのです。この方法は、木を横に寝かせて板状に切り、その板から器を切り出す「横木取り」よりも、どうしてもロスが多くなってしまいます。けれど、縦木取りで切り出された木地は、乾燥しても狂いが生じにくく、衝撃に強いという特徴を持っています。

変形が少ないということは、蓋と組み合わせて使う茶筒や棗(なつめ:抹茶を入れる器)に適しているということです。また、衝撃に強いからこそ、山中の木地師の高度な技術による、薄挽きも可能となるのです。

山中漆器 山中木地挽物

山中漆器 山中木地挽物

山中漆器の別の特徴として、今挙げた「薄挽き」などの高度な木地加工があります。薄挽きとは、その名の通り、木を薄く削る加工のことです。熟練の木地師が巧みに轆轤を操り、木目が透けるほどの極限の薄さに仕上げていきます。

山中漆器 山中木地挽物山中漆器 山中木地挽物

「加飾挽き」とは、鉋(かんな)等の刃物を用いて、木地に装飾的な溝を彫る技法です。驚いたことに、この装飾用刃物は木地師自身によって作られるのです。加飾の種類は何十種もあると言われていますが、「千筋」のように等間隔に細い溝をつけるもの、「渦筋」をはじめとする渦巻き状のものなどがあります。これらの加飾挽きは、器に表情を与えるとともに、滑り止めとしての役目も果たしています。

これらは「山中木地挽物」独特の他に類を見ない貴重な技術です。さらに、山中温泉地区は、職人の規模・質及び生産量において、全国の挽物産地の中でも群を抜いています。
「山中木地挽物」の独自性、芸術的・工芸的価値を保護するため、平成22年4月2日には県指定無形文化財にも指定されました。

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